脳の情報処理のメカニズムが完全に解明されたら、人工的に脳に信号を送ることで、あたかも現実の世界が存在するかのような感覚に陥る。
これにより完全3D・五感刺激型のゲームや個人空間ができてくるというのは昔書いた。
そしてさらに技術が進歩していったとき、人工知能をもったロボットが受ける刺激を電波により本体である人間のもとに送り、その信号を脳内における言語に訳し人間に信号を送ることで、あたかもロボットが見ている世界を自分が見ているかのように感じることができる。また人間が頭の中で考えた情報をロボットの方に転送することで、ロボットが自分の体であるかのように動かすことができる。
この技術は人間の自我をロボットに転送しているかのように感じられることから、自我転送と自分で勝手に呼んでいる。
そしてさらに便利なことにロボットには単調作業を自動的に行ってくれる機能が備わっている。
会社に出勤する会社員を例に考えてみる。
朝起きて朝飯を作るのはロボットだ。
ロボットが作ったご飯を人間が食べ、ロボットは会社に出勤する。
現在は出勤時間はただの暇な時間であるが、ロボットが代わりに出勤してくれているので、人間はその間に筋肉トレーニングを行っている。
ロボットが仕事場に着いたら、自我転送を行いロボットが見ている世界をそのまま自分の脳内にインストールする。
人間は家にいながらにして仕事ができる。
仕事帰りに同僚と飲みに行くわけだが、この場合も自我転送によりビールの味や酔った気分などの信号を人間に転送する。
帰る作業はロボットに任せ、その分の空いた時間を趣味に費やす。
こんな感じで一日の時間を全く無駄にすることなく、効率的な生き方を実現できるのである。
休日においてはゴルフに行きながら、ディズニーランドを楽しむことができるだろう。ディズニーランドで一時間待ちがあってもその間ゴルフをしていればよいのだ。ただ人間の場合、単純作業の自動化は難しいからロボット2体を使って、うまく自我を切り替えながら効率良く楽しむという感じになるだろう。
ちょっと遠くの目的地まで行きたいけど面倒だというときは、ロボットに行かせれば良い。
このように、うまく切り替え機能を使って複数の自我を同時に生き、楽しいところだけを取り出して体験することができるようになるのだ。
一人で複数のロボットを持ち同時に操縦するような人も存在してくるだろう。そうして面白いところだけを体験し、つまらないところはロボットに任せる。
だからロボットが行える作業の質はどんどん向上していくだろう。
人間が生活の中から完全に退屈を排除するまでロボットの進化は止まることがないのだ。
2.個性の開発
5.苦労したほうが得か、楽な生き方が得かについての不老不死的観点から見た見解
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