不老不死への科学


◇個性の開発

今デコ携帯というのが流行っているようだ。携帯にビーズとかをくっ付けて、自分好みにアレンジして個性を出すというもの。

デコメールという機能はメールにいろいろな素材を飾って、綺麗で楽しいメールが作れるというものだ。

自分好みに何かを作り変えることは、生活を豊かにするし個性を強調する効果ももっている。

携帯の着信音とかストラップとかアクセサリーも自分好みの設定にできるし、パソコンのデスクトップの壁紙やホームページのデザインも自分好みに作ることができる。

以前も書いたがアバター付きのチャットみたいに自分すらも自分好みの設定にすることができるのだ。

このように今は個性を非常に表に出しやすい。それだけでなくネットという半世界的な空間で個性を創り出していくこともできる。

人間はもともと生まれた時に個性を持っているわけではなく、成長していく過程で作られていくものなので、ネット上の世界で新たな個性を開発するといったことも別に不思議ではない。そもそも人間は多面性を持っている生き物で、1つの個性しか持っていないなんてことはありえない。

さて今の教育はそれぞれの個性を伸ばしていこうとする方向に動き出している。それは現状においては最も良い答えだと思う。でもそれは子供時代の早い段階で開発された個性をそれに絞って伸ばしていくということだ。

別に悪くはないのだが、これからはどんどん寿命が延びていく。
つまり長い時間の中で様々な個性を開発していくことができるので、わざわざ早い段階においてその可能性を限定してしまうことはないのだ。

長い時間の中で開発された個性は、ネット上の個人空間や現実世界などで表現されるだろうし、それにより人間同士の交流もかなり活発になるだろう。

そしてそれは新たな個性を開発していくことに繋がるのである。

つまりこれからは1つの個性を伸ばしていく時代ではなく、様々な個性を開発していく時代なのだ。人間は多面性を持っていて、未来の世界ではその個性を表現する場に困らないだろう。そして長い時間はいくらでも貴重な個性を開発していく機会を与えてくれるのである。

こういうことを考慮しつつ今の教育を作り直していけば良いと思うのだが、どうすれば社会に理解してもらえるのだろうか?

今すぐにでもその答えが知りたい。

はじめに

1.デジタル世界はどんどんリアルに

2.個性の開発

3.無限時間における確率淘汰

4.受動進化から能動進化へ

5.苦労したほうが得か、楽な生き方が得かについての不老不死的観点から見た見解

6.社会を変えていくということ

7.幸福についての考察

8.不老不死研究が世界に及ぼす精神変化

9.死がエンターテイメントとして成り立つ時代

10.自我転送で単一自我から複数自我へ

11.自我転送による自我無限ネットワークの形成

12.全自動化社会から真の永遠へ

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